乾燥肌にグリセリンは有効?乾燥肌が気になる女性のための正しい保湿ケア

乾燥肌は、角層の水分が不足し、肌から水分が逃げやすくなることで起こります。グリセリンは水分を抱え込み、角層のうるおいを保つ助けになる保湿成分です。

朝はきちんと保湿したはずなのに、午後になると頬がつっぱる。ファンデーションが粉っぽく見えたり、口元がカサついたりする。そんな乾燥を感じると、「もっと高価な美容液が必要なのかな」と不安になることがあります。けれど、乾燥肌のケアでは特別な成分を増やす前に、肌の水分をどう保つかを見直すことが大切です。その代表的な保湿成分の一つがグリセリンです。化粧水や乳液、クリームなど幅広い化粧品に使われている、ごく身近な成分です。

グリセリンとはどんな保湿成分?

グリセリン(研究論文ではglycerol、化粧品表示ではグリセリンと表記されることが一般的です)は、水となじみやすく、水分を抱え込む性質を持つ「保湿剤」です。肌のいちばん外側にある角層にも、もともとグリセリンが存在しています。

2008年のレビュー論文では、これまでのヒト・動物・基礎研究を整理し、グリセリンには角層の水分量を高める作用のほか、皮膚バリアの回復や肌の柔軟性などに関わる複数の働きが報告されているとまとめています。ただし、これはグリセリンを配合したすべての化粧品が同じ効果を示す、という意味ではありません。濃度や処方、ほかの配合成分によって使用感や働きは変わります。

参考:Fluhr JW, Darlenski R, Surber C. Glycerol and the skin: holistic approach to its origin and functions. Br J Dermatol. 2008.

乾燥肌では肌の中で何が起きている?

健康な肌では、角層がいわば「薄い壁」のように働き、体内の水分が必要以上に蒸発するのを防いでいます。ところが、空気の乾燥、洗いすぎ、摩擦、加齢などが重なると、角層の水分や脂質のバランスが乱れ、肌から水分が逃げやすくなります。

角層の水分は、見た目のなめらかさだけでなく、角層が正常に成熟し、古い角質が自然にはがれるためにも必要です。皮膚の水分保持機構についてまとめたレビューでは、角層内に存在するグリセリンは天然の保湿因子の一つとして働き、皮膚の水分分布にはアクアポリン3(AQP3)という水やグリセリンを運ぶたんぱく質も関わることが説明されています。

参考:Rawlings AV, Harding CR. Skin hydration: a review on its molecular mechanisms. Skin Res Technol. 2004/2007 indexed review.

グリセリンを塗ると乾燥肌はどうなる?

グリセリンの保湿効果は、ヒトを対象にした試験でも調べられています。2001年の両側比較・二重盲検試験では、健康な17人の皮膚に20%グリセリン配合クリームと、グリセリンを含まない基剤クリームを10日間使用しました。その結果、20%グリセリンを使用した部位では、角層の水分量を示す測定値が有意に高くなりました。

一方、この試験では、皮膚から逃げる水分量(TEWL)や刺激物に対する反応について、グリセリンによる明確な改善は確認されませんでした。つまり、この研究から強く言えるのは「グリセリン配合クリームが角層の水分量を高めた」という点であり、グリセリンだけで皮膚バリアのすべてが改善するとまでは言えません。

参考:Lodén M, Wessman W. The influence of a cream containing 20% glycerin and its vehicle on skin barrier properties. Int J Cosmet Sci. 2001.

傷んだバリアの回復にもグリセリンは関係する?

1999年の臨床研究では、テープで角層を取り除いた皮膚と、洗浄成分で繰り返し刺激した皮膚を用いて、グリセリンを塗った部位と塗らなかった部位の回復を比較しました。グリセリンを使用した部位では、条件によって皮膚バリアの回復が速く、角層水分量も高くなる結果が示されました。

この研究は、日常的な乾燥肌そのものを長期間治療した試験ではありません。ただ、グリセリンが単に塗った直後だけ水分を与えるのではなく、傷んだ角層の回復過程にも関与する可能性を示した研究として参考になります。

参考:Fluhr JW, et al. Glycerol accelerates recovery of barrier function in vivo. Acta Derm Venereol. 1999.

グリセリンで乾燥による肌のごわつきはどうなる?

乾燥すると角層の水分が減り、肌表面が硬く、ざらついて見えやすくなります。グリセリンで角層の水分を保つことは、乾燥によるつっぱり感やごわつきをやわらげ、肌表面をなめらかに保つ助けになると考えられます。乾燥によって目立つ目元や口元の細かな線も、角層がうるおうことで目立ちにくくなる可能性があります。

ただし、グリセリンは乾燥肌の原因をすべて解決する成分ではありません。加齢や紫外線によって真皮のコラーゲンなどが変化してできる深いシワについても、グリセリン単独で改善すると証明した十分な臨床研究は確認できません。グリセリンの中心的な役割は、あくまで角層の水分を保つ保湿ケアです。

乾燥肌にはグリセリンをどう使えばいい?

グリセリンは使いやすい保湿成分ですが、成分名だけで化粧品を選ぶ必要はありません。乾燥肌では、水分を抱え込む成分と、水分が逃げにくい状態をつくる成分を組み合わせることがポイントです。

化粧水だけで保湿を終えてもいい?

乾燥が強いときは、化粧水だけで終えるより、そのあとに乳液やクリームを重ねるほうが現実的です。グリセリンは水分を抱え込む「保湿剤」として働きますが、ワセリンなどの油性成分は皮膚表面から水分が逃げるのを抑える役割があります。一つの成分に頼らず、製品全体の処方で考えることが大切です。

参考:American Academy of Dermatology. Dermatologists’ top tips for relieving dry skin.

洗顔後はいつ保湿するといい?

洗顔や入浴のあとは、肌表面の水分が蒸発していきます。乾燥しやすい人は、肌をこすらず水分をやさしく押さえたあと、なるべく早めに保湿剤を塗る習慣をつくるとよいでしょう。特に頬、目元、口元など乾きやすい部分は、乳液やクリームを薄く重ねる方法もあります。

参考:American Academy of Dermatology. Dry skin relief guidance.

高濃度のグリセリンほど効果が高い?

濃度が高いほど必ずよい、とは言えません。研究では20%配合製剤などが使われていますが、それは「家庭で原液のグリセリンを20%に薄めれば同じ結果になる」という意味ではありません。市販の化粧品は、水分、油分、防腐成分、pHなどを含めて製品として設計されています。乾燥肌や敏感肌では、自己流で原液を混ぜるより、肌向けに処方された製品を選ぶほうが安全です。

セラミドやワセリンと一緒に使ってもいい?

グリセリンとセラミド、ワセリンなどは役割が同じではありません。グリセリンは主に水分を抱え込む役割、セラミドは角層の細胞間を満たす脂質の一つ、ワセリンは皮膚表面を覆って水分の蒸発を抑える役割があります。乾燥が強い人では、これらを一つの製品や複数の製品で組み合わせることが合理的です。

51人の乾燥肌の健康な成人を対象にした2019年のランダム化二重盲検クロスオーバー試験でも、グリセリンやワセリンを含む保湿クリームについて、角層水分量と経皮水分蒸散量が比較されています。結果は成分単独ではなく製剤全体の組み合わせによって異なり、保湿剤は「一成分だけ」で評価しにくいことも示されています。

参考:Combined effects of glycerol and petrolatum in an emollient cream: randomized, double-blind crossover study. 2019.

乾燥が強いときは何を避けたほうがいい?

保湿剤を増やすだけでなく、肌から水分を奪いやすい習慣も見直しましょう。熱すぎるお湯、長時間の入浴、洗浄力の強い洗顔料を何度も使うこと、タオルやコットンで強くこすることは、乾燥を悪化させる可能性があります。肌がつっぱる日は「何を足すか」だけでなく、「何を減らすか」も大切です。

参考:American Academy of Dermatology. Dermatologists’ top tips for relieving dry skin.

外側の保湿に加えて内側からできることはある?

グリセリンは、主に外側から乾燥を防ぐケアで力を発揮します。一方、乾燥肌を整えるには、十分な睡眠や偏りの少ない食事など、肌をつくる土台も無視できません。ここで大切なのは、「塗るケア」と「食べるケア」を競わせないことです。乾燥した角層には保湿剤を使い、体には必要な栄養を食事から届ける。それぞれ役割が違います。

ツバメの巣は乾燥肌にどう関係する?

外側からグリセリンなどで水分を保つケアを続けながら、内側からの美容習慣にも関心がある方に、研究されている素材の一つが食用ツバメの巣です。ただし、乾燥肌に対するエビデンスと、シワに対するエビデンスは分けて見ることが重要です。

2022年に発表されたランダム化・二重盲検・プラセボ対照試験では、40〜60歳の女性86人を、食用ツバメの巣抽出物100mgを摂る群とプラセボ群に43人ずつ割り付け、12週間比較しました。機器で測定した複数のシワ指標では、12週後の変化量がツバメの巣群でプラセボ群より有意に改善しました。

一方で、肌の水分量はツバメの巣群で増加したものの、プラセボ群との差は統計的に有意ではありませんでした。そのため、この研究を根拠に「ツバメの巣で乾燥肌が改善する」と断定することはできません。また、単施設の研究であり、使用された抽出物とすべてのツバメの巣製品が同じとは限らない点にも注意が必要です。

参考:Kim HM, et al. Anti-Wrinkle Efficacy of Edible Bird’s Nest Extract: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Comparative Study. Front Pharmacol. 2022.

つまり、乾燥肌に対しては、まずグリセリンなどを含む保湿剤で角層を直接ケアすることが基本です。そのうえで、食事や睡眠を整え、内側からの美容習慣の選択肢としてツバメの巣を検討する、という順序が現実的です。現時点の臨床研究だけで「ツバメの巣が乾燥肌を改善する」とは言えないため、外側の保湿ケアを置き換えるものではありません。

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保湿ケアを毎日続けながら、内側からの美容習慣にも興味がある方は、ツバメの巣を取り入れたスティックゼリーの原材料や続け方を確認してみてください。外側の保湿を置き換えるものではなく、毎日の美容習慣に無理なく取り入れられるかという視点で選ぶことが大切です。

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よくあるご質問(FAQ)

Q1.グリセリンは乾燥肌に毎日使ってもいいですか?

グリセリンは、多くの化粧品や保湿剤に使われている代表的な保湿成分(ヒューメクタント)です。
Cosmetic Ingredient Review(CIR)の専門家パネルは、化粧品に使用されるグリセリンについて動物・ヒトの安全性データを評価し、化粧品で現在用いられている使用方法・濃度において安全と結論づけています。
また、グリセリンは角層にも存在する天然の保湿因子の一つであり、外用によって角層水分量を高めたり、皮膚バリア機能の回復を助けたりする作用が研究されています。
そのため、グリセリンを適切に配合した化粧品は、乾燥肌の毎日のケアに取り入れることができます。
ただし、肌への反応はグリセリンだけではなく、製品に含まれるほかの成分や処方によっても異なります。使用後に赤み、かゆみ、ヒリつきなどが続く場合は使用を中止しましょう。
参考文献
Becker LC, et al. Safety Assessment of Glycerin as Used in Cosmetics. Int J Toxicol. 2019.
Fluhr JW, Darlenski R, Surber C. Glycerol and the skin: holistic approach to its origin and functions. Br J Dermatol. 2008;159(1):23-34.
2026/08/31 出口詩朋子

Q2.グリセリンを使うと逆に肌が乾燥することはありますか?

市販のグリセリン配合化粧品を通常の方法で使用すると、グリセリンが水分を奪ってかえって肌を乾燥させるという説を裏づける臨床エビデンスはありません。
むしろ、健康な人を対象にした二重盲検比較試験では、20%グリセリン配合クリームを10日間使用すると、グリセリンを含まない基剤と比べて角層水分量が有意に増加しました。この研究では、経皮水分蒸散量(TEWL)や刺激物への感受性について悪化は確認されませんでした。
また、皮膚バリアを人工的に傷つけたヒト試験でも、グリセリンを使用した部位では角層水分量が高まり、バリア機能の回復が速くなることが報告されています。
ただし、これらは適切に処方された製剤としてグリセリンを使用した研究です。グリセリン原液を自己流で直接肌に使う方法について、同じ効果や安全性が確認されているわけではありません。
そのため、乾燥肌には原液を自己流で使うよりも、グリセリンを適切な濃度で配合した保湿化粧品を使用するのが現実的です。
参考文献
Lodén M, Wessman W. The influence of a cream containing 20% glycerin and its vehicle on skin barrier properties. Int J Cosmet Sci. 2001;23(2):115-119.
Fluhr JW, Gloor M, Lehmann L, et al. Glycerol accelerates recovery of barrier function in vivo. Acta Derm Venereol. 1999;79(6):418-421.
2026/08/31 出口詩朋子

Q3.グリセリンとヒアルロン酸はどちらが乾燥肌にいいですか?

どちらも肌の水分保持に使われる保湿成分ですが、「乾燥肌にはグリセリンとヒアルロン酸のどちらが必ず優れている」と結論づけられる直接比較試験はありません。
グリセリンについては、20%配合クリームを使用したヒト試験で角層水分量の有意な増加が確認されています。
一方、ヒアルロン酸についても、高齢者の乾皮症を対象とした2024年の二重盲検無作為化比較試験で、低分子ヒアルロン酸を含む保湿剤は基剤より角層水分量を有意に高めました。
つまり、グリセリンにもヒアルロン酸にも、肌の水分量を高めるヒト研究があります。ただし、化粧品の保湿効果は一つの成分だけで決まるものではありません。ヒューメクタント、油性成分、閉塞性成分などを組み合わせた製剤全体で水分を保持します。
そのため、成分名だけで「どちらが上」と選ぶよりも、使用後につっぱらないか、刺激がないか、乳液やクリームまで含めて十分に保湿できるかなど、製品全体の処方と自分の肌との相性で選ぶことが大切です。
参考文献
Lodén M, Wessman W. The influence of a cream containing 20% glycerin and its vehicle on skin barrier properties. Int J Cosmet Sci. 2001;23(2):115-119.
Muhammad P, Novianto E, Setyorini M, Legiawati L, Yusharyahya SN, Menaldi SL, Budianti WK. Effectiveness of topical hyaluronic acid of different molecular weights in xerosis cutis treatment in elderly: a double-blind, randomized controlled trial. Arch Dermatol Res. 2024;316(6):329.
Kováčik A, Vraníková B, Čáp R. Skin hydration: How to increase the water content in the skin with dermocosmetics? 2026.
2026/08/31 出口詩朋子

Q4.グリセリンは乾燥によるごわつきにも役立ちますか?

乾燥による肌のつっぱりやごわつきには、グリセリンを含む保湿剤が役立つ可能性があります。
グリセリンは角層に水分を保持するヒューメクタントで、20%グリセリン配合クリームを10日間使用したヒト試験では、角層水分量が有意に増加しました。
また、皮膚バリアを傷つけたヒト試験では、グリセリンを塗布した部位で角層水分量が増えただけでなく、バリア機能の回復も促進されました。
乾燥肌では角層の水分が減ることで、カサつき、落屑、つっぱり感などが生じます。現在の乾燥肌ケアでも、グリセリンのようなヒューメクタントと、ワセリンなど水分の蒸発を抑える成分を組み合わせた保湿剤が基本的な選択肢とされています。
そのため、乾燥によって肌が硬く、ごわついたように感じる場合にもグリセリンは使いやすい成分です。
ただし、乾燥の原因は低湿度、洗いすぎ、皮脂や角層脂質の不足、加齢、皮膚疾患などさまざまです。グリセリンだけですべての乾燥肌を解決できるわけではないため、必要に応じて油性の保湿成分なども組み合わせましょう。
参考文献
Lodén M, Wessman W. The influence of a cream containing 20% glycerin and its vehicle on skin barrier properties. Int J Cosmet Sci. 2001;23(2):115-119.
Fluhr JW, Gloor M, Lehmann L, et al. Glycerol accelerates recovery of barrier function in vivo. Acta Derm Venereol. 1999;79(6):418-421.
Fluhr JW, Muguet V, Christen-Zaech S. Restoring Skin Hydration and Barrier Function: Mechanistic Insights Into Basic Emollients for Xerosis Cutis. Int J Dermatol. 2025;64 Suppl 1:5-12.
2026/08/31 出口詩朋子

Q5.グリセリンとツバメの巣は一緒に取り入れてもいいですか?

グリセリンとツバメの巣は、異なる方法で研究されている保湿成分・食品です。
グリセリンは主に外用の保湿成分として研究されており、ヒト試験では角層水分量の増加や皮膚バリア機能の回復を助ける作用が確認されています。
一方、ツバメの巣については食品としての経口摂取が研究されています。2022年に40〜60歳の女性を対象に行われた無作為化二重盲検プラセボ対照試験では、ツバメの巣抽出物100mgを1日1回、12週間摂取した群でシワの指標は改善しました(105人が登録され、解析対象は各群43人ずつの計86人)。ただし、肌の水分量についてはプラセボ群との有意差は認められませんでした。
その後、2026年に別のヒト介入試験が報告されました。健康な成人を対象に、ツバメの巣を90日間摂取した群では、対照群と比較して角層水分量が有意に増加しています(摂取前と比べて30日後に10.85%、90日後に26.19%)。ただし、この試験にはプラセボが設定されておらず(評価者側のみを盲検化)、対象人数も限られ、ツバメの巣を扱う企業から資金提供を受けています。
また、グリセリンの外用とツバメの巣の経口摂取を同時に行った場合に、乾燥肌への効果がさらに高まるかを検証した臨床試験は確認されていません。
そのため、グリセリンは外側から角層を保湿する成分、ツバメの巣は経口摂取による肌の水分量などが研究されている食品として、それぞれのエビデンスを分けて考えることが大切です。
両方を美容習慣として取り入れることは考えられますが、現時点では「一緒に使えば相乗効果がある」とまでは言えません。
参考文献
Lodén M, Wessman W. The influence of a cream containing 20% glycerin and its vehicle on skin barrier properties. Int J Cosmet Sci. 2001;23(2):115-119.
Kim HM, Lee YM, Kim EH, et al. Anti-Wrinkle Efficacy of Edible Bird’s Nest Extract: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Comparative Study. Front Pharmacol. 2022;13:843469.
Zhang W, Wang D, Zhang Y, et al. Dietary edible bird’s nest improves skin hydration by upregulating EGFR-AQP5 pathway. J Funct Foods. 2026;140:107266.
2026/08/31 出口詩朋子

乾燥肌とグリセリンはどう付き合えばいい?

グリセリンは、乾燥肌の原因そのものをすべて取り除く成分ではありません。しかし、角層の水分を保つという乾燥肌ケアの基本に適した、研究蓄積の多い保湿成分です。肌がつっぱる、粉をふく、ごわつくと感じるときは、まず洗いすぎを避け、保湿剤をきちんと塗ることが土台になります。高価なものを次々と足すより、「洗いすぎない」「保湿剤をきちんと塗る」「毎日続ける」という基本を整えることが、乾燥肌にとって無理のない第一歩です。

著者情報
出口 詩朋子(でぐち しほこ)
乾燥肌・シワ研究チーム 研究員
ツバメの巣研究所 研究員
ATHENA株式会社(HESTIAP 美容リサーチャー)

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