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乾燥肌は皮脂不足が原因?30代女性の肌が乾きやすい理由と今日からできる対策

皮脂不足は乾燥肌の一因ですが、それだけが原因ではありません。乾燥の中心は角層のバリアの乱れで、洗いすぎや低い湿度も大きく関わります。
この記事の要約
- 結論:皮脂不足は一因だが、乾燥の中心は角層のバリアの乱れ
- 根拠:皮脂と角層の脂質は成分も役割も違うと整理されている
- 注意点:油分を足すだけでなく洗い方と保湿を見直す
皮脂が足りないから肌が乾くの?
「朝はなんともなかったのに、午後になると頬がつっぱる」「保湿をしても口元が粉をふく」「おでこや鼻はテカるのに、頬だけカサカサする」。30代を過ぎたころから、こんな“ちぐはぐな乾燥”に戸惑うことはありませんか。40代、50代になると、その乾きがさらに長引くと感じる方も少なくありません。
乾燥を感じると、多くの方が「皮脂が足りなくなったのかも」と考えます。そしてオイルやこってりしたクリームを重ねてみたり、反対に「ベタつくのは皮脂が多いせい」と思ってしっかり洗ったりします。けれど、思ったほど乾燥がよくならないこともあります。
実は、肌のうるおいを守っているのは皮脂だけではありません。皮脂と、肌のいちばん外側にある「角層(かくそう)」のバリアは、似ているようで別の仕組みです。この記事では、皮脂不足と乾燥肌の本当の関係を研究から整理し、30代から40代以降まで無理なく続けられるケアを紹介します。
皮脂と角層のうるおいはどう違う?
皮脂とは?
皮脂は、毛穴の奥にある「皮脂腺(ひしせん)」から出てくるあぶらです。肌の表面に広がって薄い膜のようになり、肌をなめらかに保つ役目をしています。皮脂の成分は、トリグリセリド(中性脂肪)、ワックスエステル、スクワレンなどが中心です。
角層のバリアとは?
一方、肌の水分が逃げるのを防ぐ“本体のバリア”は、角層にあります。角層は、平たくなった細胞がレンガのように積み重なり、そのすき間を「細胞間脂質(さいぼうかんししつ)」が埋めている構造です。細胞間脂質は、セラミド・コレステロール・脂肪酸などからできていて、皮脂とは成分が違います。
さらに角層の細胞の中には「天然保湿因子(NMF)」という、水分を抱えこむ成分もあります。乾燥・粉ふき・敏感な肌を扱った2024年のレビュー(複数の研究をまとめた論文)では、角層の細胞、天然保湿因子、脂質、酵素、肌の常在菌などが一緒に働いてバリアを保っていて、そのどこかが乱れると乾燥や敏感さにつながると整理されています。
| 項目 | 皮脂 | 角層の細胞間脂質 |
| どこでつくられる? | 毛穴の奥の皮脂腺 | 表皮の細胞 |
| 主な成分 | トリグリセリド・ワックスエステル・スクワレンなど | セラミド・コレステロール・脂肪酸など |
| 主な役割 | 肌の表面を覆い、なめらかに保つ | 角層のすき間を埋め、水分が逃げるのを防ぐ |
バリアの仕組みについては、肌のバリア機能が低下すると乾燥するの?でもくわしく解説しています。
皮脂が少ないと乾燥肌になる?
皮脂が少ないと、肌表面の油分が減るため、つっぱりやカサつきを感じやすくなることはあると考えられます。皮脂不足は、乾燥を強める「一因」にはなりえます。
ただし、乾燥肌の中心にあるのは「角層が水分を抱えておけない状態」です。細胞間脂質や天然保湿因子が足りなくなったり乱れたりすると、皮脂がある程度あっても乾燥は起こります。反対に、皮脂が多いのに角層は乾いている、ということもありえます。
そのため、「乾燥しているから皮脂が足りない」「皮脂を増やせば乾燥は治る」と、一対一で考えるのは正確ではありません。皮脂は多いのに乾燥を感じる肌については、「インナードライ肌」って本当にあるの?でも取り上げています。
自分の肌タイプは感覚でわかる?
自分の肌を「乾燥肌」「脂性肌」と思いこんでいても、実際の皮脂の量とは一致しないことがあります。顔の皮脂の量を機械で測り、本人が考える肌タイプと比べた研究では、自己申告の肌タイプと測った皮脂量がずれている人が多いと報告されています。
「つっぱる=皮脂不足」と決めつけず、洗ったあとの感覚、季節、顔の場所ごとの違いをあわせて見ることが大切です。
30代から肌が乾きやすくなるのはなぜ?
年齢とともに皮脂は減る?
「30代に入ると急に皮脂が減る」とはっきり言えるデータはありません。年齢と皮脂の関係は、調べた人や顔の場所、季節などで結果が変わります。
18〜80歳の健康な女性150人を調べた研究では、皮脂の量は年齢とともに少しずつ下がり、70歳を超えたグループでもっとも低くなりました。
一方、23〜63歳の白人女性442人の顔を調べた研究では、皮脂の量は50歳ごろまで増え、そのあと下がる傾向でした。
つまり、30代の乾燥を「年齢で皮脂が減ったから」だけで説明するのは無理があります。40代後半から50代にかけては皮脂が減っていく可能性がありますが、30代の乾きには、ほかの原因も重なっていると考えるのが自然です。
顔の場所で皮脂の量は違う?
顔の皮脂は、場所によってかなり差があります。顔の部位ごとに毛穴の密度と皮脂の量を調べた研究では、顔の中心から外側へいくほど皮脂の量が少なくなる傾向が報告されています。
女性の顔の複数の場所で皮脂の量や肌から逃げる水分の量(TEWL:経皮水分蒸散量)を測った研究でも、場所ごとに特徴的な違いがあると報告されています。
「Tゾーンはベタつくのに頬は乾く」のは、とても自然なことです。顔全体を同じ強さで洗うと、もともと皮脂の少ない頬や口元まで落としすぎてしまうことがあります。
洗いすぎで乾燥しやすくなる?
洗顔やクレンジングは必要ですが、洗浄力の強いものを何度も使うと、皮脂だけでなく角層の脂質まで落としすぎることがあります。洗浄成分(界面活性剤)が角層の脂質を流し出したり、並び方を乱したりする可能性は、皮膚のバリア研究でくり返し指摘されています。
お湯の温度にも注意が必要です。健康な大人50人を対象にした2022年の研究では、温かいお湯にふれたあと、肌から逃げる水分の量(TEWL)が増えました。熱いお湯を使えば必ず乾燥肌になるわけではありませんが、乾燥しやすい季節に熱いお湯で長く洗うことは、バリアの負担になりうると考えられます。
洗い方と乾燥の関係は、洗顔とメイクで乾燥肌になる?でもくわしく紹介しています。
空調や湿度でも乾燥する?
皮脂が足りていても、まわりの空気が乾いていると、肌は乾燥を感じやすくなります。健康な日本人女性10人に、温度と湿度を変えた4つの環境で過ごしてもらった研究では、湿度が低い環境ほど、何もつけていない肌の乾燥感が強くなりました。
エアコンの効いたオフィスや冬の暖房の部屋で過ごす時間が長いと、皮脂の量とは関係なく乾燥を感じやすくなります。皮脂だけでなく、過ごす環境もあわせて見直すことが大切です。
研究を一覧にすると?
| 研究 | 対象 | わかったこと |
| 年齢と皮膚の研究(2013年) | 18〜80歳の女性150人 | 皮脂は年齢とともに下がり、70歳超でもっとも低い |
| 顔の皮膚の研究(2018年) | 23〜63歳の女性442人 | 顔の皮脂は50歳ごろまで増え、その後下がる傾向 |
| お湯の研究(2022年) | 健康な大人50人 | 温かいお湯のあとにTEWLが上がった |
| 温度・湿度の研究(2020年) | 日本人女性10人 | 低い湿度で肌の乾燥感が強くなった |
皮脂不足が気になる乾燥肌はどうケアする?
乾燥が気になるときは「皮脂を増やす」ことを目標にするより、①落としすぎない、②水分を抱えこむ、③角層の脂質と油分を補う、の3つで考えると実践しやすくなります。どれも今日から始められることばかりです。
洗顔はどう見直す?
- 熱いお湯ではなく、ぬるめのお湯で短めに洗う。
- 洗ったあとに、つっぱりやヒリヒリが残らないかを洗顔料選びの目安にする。
- 皮脂の多いTゾーンから洗い、頬や口元は泡をのせる程度にする。
- 同じ場所を何度もこすらず、タオルは押さえるようにして水気をとる。
洗浄剤は、種類によって肌への影響がかなり違います。日本で行われた臨床試験では、低刺激に設計された洗顔料が顔の皮脂をよく落としながらも、乾燥肌を引き起こさなかったと報告されています。ただし、この研究は洗浄剤を開発した化粧品会社の研究者によるものです。
「さっぱりするまで洗う」のではなく、「洗ったあともつっぱらない」を基準にすると、皮脂も角層の脂質も守りやすくなります。
保湿は何を選ぶ?
保湿は「水分を与える」だけでなく、「水分を抱える」「逃がさない」までをセットで考えるのがポイントです。
- 水分を抱えこむ成分:グリセリン、ヒアルロン酸、尿素など
- 角層の脂質を補う成分:セラミドなど
- 表面を覆って水分が逃げるのを防ぐ成分:ワセリン、スクワランなどの油性成分
乾燥肌のある健康な人51人を対象にした試験では、前腕にクリームを塗って12時間変化を追ったところ、グリセリンは主に角層の水分量を高め、ワセリンは肌から逃げる水分の量(TEWL)を下げるという、別々の働きを示しました。両方を含むクリームでは、水分量の増加とTEWLの低下がどちらも認められています。
また、平均年齢約55歳の乾燥肌の24人(約92%が女性)を対象にした試験では、セラミド配合の保湿クリームを1日2回、28日間すねに塗ると、一般的なクリームより肌の水分量やバリア機能がよく改善しました。
これはすねの乾燥肌を調べた研究で、30代の顔にまったく同じ結果が出るとは限りません。それでも、「水分を抱える成分」と「角層の脂質や油分を補う成分」を組み合わせることが、乾燥肌の保湿の基本だといえます。
オイルだけ塗れば十分?
皮脂が足りないと思うと、オイルだけを塗りたくなるかもしれません。油性成分は水分の蒸発を防ぐのに役立ちますが、オイルには水分を抱えこむ働きはあまりありません。上の試験のように、水分を抱える成分と油分の両方がそろうことで、うるおいを保ちやすくなります。
化粧水で水分を与えたら、乳液やクリーム、またはオイル入りの保湿剤でふたをする。この順番を意識するだけでも、乾燥の感じ方は変わってきます。
水をたくさん飲めば改善する?
水分補給は体のために大切ですが、「水をたくさん飲めば乾燥肌が治る」とは言えません。大人を対象にした6つの研究をまとめた系統的レビュー(研究を決まった方法で集めて評価した論文)では、水を飲む量を増やすと角層の水分量がわずかに増える可能性は示されたものの、研究の数や質は十分ではありませんでした。
のどの渇きに合わせて水分をとりつつ、乾燥肌対策の中心は外側からのバリアケアに置くのが現実的です。水分補給と肌の関係は、1日2リットル水を飲むと乾燥肌は改善する?でもくわしく解説しています。
部屋の環境はどう整える?
- エアコンや暖房の風が顔に直接当たらない位置で過ごす。
- 室内が乾いていると感じる日は、加湿器や濡れタオルなどで湿度を補う。
- お風呂上がりや洗顔のあとは、つっぱる前に早めに保湿する。
- 睡眠不足や極端な食事制限が続くときは、スキンケアだけでなく生活全体を整える。
加湿の効果と限界については、加湿器を使えば乾燥肌は改善する?もあわせてご覧ください。
今日からの対策をまとめると?
| タイミング | 対策 | ポイント |
| 朝の洗顔 | ぬるめのお湯でやさしく | 頬や口元はこすらない |
| 洗顔のあと | 化粧水+乳液・クリーム | 水分を抱える成分と油分を組み合わせる |
| 日中 | 空調の風を避ける | 乾く日はクリームを薄く重ねる |
| 夜 | メイクをやさしく落として保湿 | セラミド入りの保湿剤も選択肢に |
| 生活全体 | 水分補給・加湿・睡眠 | 水を大量に飲むより、外側のケアを優先 |
皮膚科に相談したほうがいいのはどんなとき?
赤み、強いかゆみ、ひび割れ、じゅくじゅく、痛みがある場合や、保湿を続けてもよくならない場合は、ただの皮脂不足ではなく、湿疹やアトピー性皮膚炎など別の状態が隠れていることがあります。乾燥肌についての専門家の指針でも、セルフケアで改善しない乾燥は原因を確認することがすすめられています。化粧品をどんどん増やすより、一度皮膚科で相談してみましょう。
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乾燥肌の内側からのケアにツバメの巣はどう役立つ?
洗いすぎを避けて保湿を続けたうえで、「体の内側からも肌のうるおいを支えたい」と考える方に知っていただきたいのが、食用のツバメの巣です。ツバメの巣は皮脂を増やす食品ではありませんが、角層のうるおい(肌の水分量)をテーマにした人での研究が積み重ねられています。
人での研究は?
25〜45歳の健康な女性92人を、ツバメの巣の高用量・低用量・対照の3つのグループに分けて12週間比べた研究では、高用量のグループで肌の水分量が22.14%、弾力が5.89%高まり、深いシワが18.47%減ったと報告されています。20代後半から40代の女性を対象にした研究です。
また、25〜50歳の健康な大人70人を、ツバメの巣を毎日食べるグループと通常の食事のグループに分けて90日間比べた研究(69人が完了)では、ツバメの巣のグループで角層の水分量、弾力、つやが改善しました。同じ論文のマウスの実験では、肌から逃げる水分の量が減り、ヒアルロン酸や、水分の通り道となるたんぱく質(アクアポリン5)が増えたと報告されています。なお、この研究にはプラセボ(見た目が同じでツバメの巣を含まないもの)がなく、評価する人だけが割り当てを知らない方法で行われ、ツバメの巣を扱う企業から資金提供を受けています。
一方、40〜60歳の女性86人を対象にした2022年の韓国のプラセボ対照試験では、ツバメの巣抽出物を12週間とったグループでシワの指標がプラセボより有意に改善しましたが、肌の水分量と弾力にはグループ間で有意な差はみられませんでした。研究によって結果に違いがあることも、知っておきたいポイントです。
角層のバリアとの関係は?
人の皮膚の細胞を使った研究では、ツバメの巣の成分によって、角層のうるおいとバリアに欠かせないたんぱく質「フィラグリン」が増えたと報告されています。細胞での研究なので人で同じことが起こると証明されたわけではありませんが、乾燥肌の中心である「角層の働き」に関わる点は注目されています。
HESTIAPのツバメの巣ゼリーには、ツバメの巣エキスに加えて、角層の細胞間脂質の主役でもあるセラミド(パイナップル果実抽出物由来)が配合されています。マンゴー味のスティックゼリーなので、毎日の習慣にしやすいのも特長です。
ツバメの巣ゼリーを続けている方の声は?
乾燥に悩んでいた方から、こんな声をいただいています。
40代・KTさん
寒さと毎日のマスクのせいか肌あれがひどいことに。つっぱり 乾燥 かゆみ 吹出物 etc…
(中略)
化粧水等つける時顔も手もガサガサ、ザラザラと傷つけ合ってるような引っかかる感触。
(中略)
2週間後(1日3本)ガサガサ ザラザラ感治まってきて肌がやわらかくなってきたような♡ 化粧水つける時も傷つけ合うような引っかかる感触はなくなりました。(後略)
50代・Yさま
(前略)
かなりの乾燥肌で化粧品も高価な物を数種類使い、なおかつ技を使ってごまかして来ましたが、1週間を過ぎた頃肌がふっくらつるっとしているのを感じました。(後略)
※上記は個人の感想です。すべての方に同じ変化や実感が生じることを示すものではありません。
外側の保湿を続けながら、内側からのケアも取り入れてみたいと感じた方は、商品の詳しい内容をご覧ください。
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まとめ:乾燥肌は皮脂不足が原因?
皮脂不足は乾燥肌の一因ですが、それだけが原因ではありません。肌の水分を守るバリアの中心は、角層のセラミドなどの細胞間脂質と天然保湿因子です。皮脂の量は年齢だけで決まるわけではなく、顔の場所によっても大きく違います。30代からの乾燥には、洗いすぎ、熱いお湯、低い湿度、保湿不足が重なっていることが多いと考えられます。まずは「落としすぎない洗顔」と「水分を抱える成分+油分の保湿」を続けてみてください。それでも続く乾燥やかゆみは、皮膚科で相談すると安心です。
※本記事は美容・健康に関する一般的な情報提供を目的としています。皮膚症状の診断・治療を目的とするものではありません。強い赤み、痛み、かゆみ、湿疹などが続く場合は医療機関にご相談ください。
よくあるご質問(FAQ)
Q1.皮脂が少ないかどうかは、自分で見分けられますか?
感覚だけで正確に見分けるのは難しいです。洗顔後のつっぱりや粉ふきは乾燥のサインですが、皮脂不足が原因とは限りません。顔の皮脂を機械で測った研究では、自分で思っている肌タイプと実際の皮脂量が一致しない人が多いと報告されています。乾燥が長く続く場合は皮膚科で相談しましょう。
参考文献
Youn SW, et al. Evaluation of facial skin type by sebum secretion: discrepancies between subjective descriptions and sebum secretion. Skin Res Technol. 2002. PMID: 12236886
2026/11/06 乾燥肌・シワお悩み解決 中西 政文
Q2.Tゾーンはベタつくのに頬が乾くのは、皮脂不足ですか?
顔全体の皮脂不足とは限りません。顔の皮脂は場所によって差が大きく、中心から外側へいくほど少なくなる傾向が報告されています。おでこや鼻はベタつき、頬は乾くという状態は自然に起こりえます。頬や口元はこすらず、やさしく洗ってしっかり保湿しましょう。
参考文献
Pagnoni A, et al. Determination of density of follicles on various regions of the face by cyanoacrylate biopsy: correlation with sebum output. Br J Dermatol. 1994. PMID: 7857840
Lopez S, et al. Transepidermal water loss, temperature and sebum levels on women’s facial skin follow characteristic patterns. Skin Res Technol. 2000. PMID: 11428940
2026/11/06 乾燥肌・シワお悩み解決 中西 政文
Q3.朝は洗顔料を使わないほうがよいですか?
全員が朝の洗顔料をやめるべきという根拠はありません。皮脂や汗の量、夜のスキンケア、乾燥の程度によって合う方法は変わります。低刺激に設計された洗顔料が皮脂をよく落としながら乾燥肌を起こさなかった試験もあります。つっぱりが強いときは、洗顔料の種類や量、お湯の温度を見直しましょう。
参考文献
Yokoi A, et al. A cleanser based on sodium laureth carboxylate and alkyl carboxylates washes facial sebum well but does not induce dry skin. J Cosmet Dermatol. 2014. PMID: 25399616
2026/11/06 乾燥肌・シワお悩み解決 中西 政文
Q4.オイルだけ塗れば乾燥肌は改善しますか?
オイルだけで十分とは限りません。油分は水分の蒸発を防ぎますが、水分を抱えこむ働きは弱めです。乾燥肌の51人の試験では、グリセリンが水分量を高め、ワセリンが水分の蒸発を減らし、両方を含むクリームで両方の効果がみられました。水分を抱える成分と油分を組み合わせましょう。
参考文献
Vaillant L, et al. Combined effects of glycerol and petrolatum in an emollient cream: A randomized, double-blind, crossover study in healthy volunteers with dry skin. J Cosmet Dermatol. 2020. PMID: 31532576
2026/11/06 乾燥肌・シワお悩み解決 中西 政文
Q5.ツバメの巣を食べると皮脂が増えますか?
皮脂を増やすことを調べた研究はまだありませんが、肌の水分量については人での研究があります。25〜45歳の女性92人の試験では、高用量のツバメの巣で12週間後に肌の水分量が高まりました。90日間の別の研究でも角層の水分量の改善が報告されています(プラセボなし・企業の資金提供あり)。
参考文献
Yu S, et al. The antiaging effect of edible bird’s nest on the skin of healthy women: a randomized controlled trial. Food Sci Hum Wellness. 2025. DOI: 10.26599/FSHW.2025.9250818
Zhang W, et al. Dietary edible bird’s nest improves skin hydration by upregulating EGFR-AQP5 pathway. J Funct Foods. 2026. Article 107266.
2026/11/06 乾燥肌・シワお悩み解決 中西 政文
著者情報
中西 政文(なかにし まさふみ)
乾燥肌・シワ研究チーム 代表
ツバメの巣研究所 所長
ATHENA株式会社 代表取締役(HESTIAP 代表)



