尿素は乾燥肌に効果がある?濃度によって働きが変わる理由と正しい使い方

尿素は乾燥肌に効果があります。低い濃度では角層に水分を抱えさせ、濃度が上がるほど硬い角質をやわらかくする働きが強まるため、部位に合わせて選ぶことが大切です。

この記事の要約

  • 結論:尿素は乾燥肌の保湿に役立ち、濃度で働きの比重が変わる
  • 根拠:2〜10%は主に保湿、10〜30%は角質軟化も加わると整理
  • 注意点:ひび割れや炎症部位ではしみやすく、高濃度は顔に使わない

「尿素配合」のクリーム、何%を選べばいいの?

ドラッグストアの保湿コーナーで、「尿素10%」「尿素20%」と大きく書かれたクリームを見かけたことはありませんか。数字が大きいほうがよく効きそうに見えて、つい手に取りたくなりますよね。

40代を過ぎると、すねや腕だけでなく、手の甲やかかとのガサガサも気になってきます。ストッキングが引っかかる、靴下に白い粉がつく、といった小さなストレスも積み重なりますよね。

一方で、「尿素を顔に塗ったらピリピリした」「ひび割れに塗ったらしみて痛かった」という声もよく聞きます。尿素は昔から使われてきた身近な成分なのに、「何%を、どこに、どう使えばいいのか」は意外と知られていません。

この記事では、尿素の正体と働き、濃度による違いと選び方、使わないほうがよい場面まで、人での研究でわかっている範囲にしぼって、やさしく整理します。

尿素とはそもそもどんな成分?

「尿」という字が入っているけれど大丈夫?

尿素は、炭素・酸素・窒素・水素からできた、とても小さな分子です。名前に「尿」とつくのは、最初に尿の中から見つかった物質だからです。製品に使われる尿素は、工場で合成・精製されたものが一般的で、尿そのものを入れているわけではありません。

肌にもともとある成分?

尿素は肌にもともとある成分です。角層(肌のいちばん外側の層)には「天然保湿因子(NMF:肌が自分で持っているうるおい成分の集まり)」があり、尿素はその構成成分のひとつです。

尿素についてまとめた2021年のレビュー(複数の研究を整理した論文)では、尿素はNMFの一部として角層の水分保持に大切な役割を担っていると説明されています。

参考:Piquero-Casals J, et al. Urea in Dermatology: A Review of its Emollient, Moisturizing, Keratolytic, Skin Barrier Enhancing and Antimicrobial Properties. Dermatol Ther (Heidelb). 2021. PMID: 34596890

2016年のレビューでも、乾燥した肌ではNMFが不足していて、肌の水分が減り、肌から逃げる水分の量が増えやすいことが指摘されています。外から尿素を補うのは、足りなくなった「肌のうるおい成分」を補うという意味で理にかなった方法といえます。なお、このレビューは著者の一部が皮膚科製品を扱う企業に所属しています。

参考:Friedman AJ, et al. Urea: A Clinically Oriented Overview from Bench to Bedside. J Drugs Dermatol. 2016. PMID: 27168272

NMFにはアミノ酸なども含まれます。NMF全体についてはアミノ酸は乾燥肌に必要?でくわしく解説しています。

尿素は肌でどんな働きをする?

角層に水分を抱えさせる?

尿素には、まわりの水分を引き寄せて抱え込む性質があります。低い濃度の尿素について臨床の研究をまとめた2020年のレビューでは、尿素は2〜12%ほどの濃度で乾燥肌の外用剤として使われ、魚鱗癬(ぎょりんせん:生まれつき肌がうろこ状に乾燥する病気)、アトピー性皮膚炎、乾癬にともなう乾燥や、特定の病気によらない乾燥の改善・予防に役立つと整理されています。広い範囲に1日1〜2回、長期間使える点も特長とされています。

参考:Lacarrubba F, et al. Clinical evidences of urea at low concentration. Int J Clin Pract. 2020. PMID: 33249706

古い研究ですが、アトピー素因のある乾燥肌の人を対象にした2つのランダム化二重盲検比較試験(どちらを使っているか本人も医師もわからない状態で比べる試験)では、10%尿素クリームが乾燥肌と手の湿疹に有効だったと報告されています。

参考:Fredriksson T, Gip L. Urea creams in the treatment of dry skin and hand dermatitis. Int J Dermatol. 1975. PMID: 1099032

また、先ほどの2021年のレビューでは、60歳を超える42人を対象にした研究で、5%尿素クリームが比較の保湿剤よりも肌の水分量を高めたことが紹介されています。

肌のバリアにも関わる?

尿素は「水分を抱える」だけの成分ではない可能性も示されています。2012年の研究では、21人のボランティアの肌に尿素を塗ったところ、肌のバリア機能が改善し、肌を守るたんぱく質(抗菌ペプチド)も増えていました。

同じ研究の培養細胞の実験では、尿素が角化細胞(表皮をつくる細胞)に取り込まれ、フィラグリン(うるおいとバリアを支えるたんぱく質)やロリクリンなど、角層づくりに関わる遺伝子の働きを高めることもわかりました。

参考:Grether-Beck S, et al. Urea uptake enhances barrier function and antimicrobial defense in humans by regulating epidermal gene expression. J Invest Dermatol. 2012. PMID: 22418868

遺伝子の変化は主に細胞での結果で、市販のクリームで誰でも肌質が変わると証明したものではありません。それでも、尿素が角層の立て直しにも関わりうることを示す研究です。

濃度によって働きはどう変わる?

尿素の大きな特徴は、濃度によって働きの比重が変わることです。濃度が高くなると、角質の主成分であるケラチンに作用して、硬くなった角質をやわらかくし、はがれやすくする働き(角質軟化作用)が強くなります。

前出の2021年のレビューでは、2〜10%は主に保湿とバリアのサポート、10〜30%は保湿に加えて角質をやわらかくする働き、30%以上は主に角質を取り除く働きと整理されています。なお、このレビューは企業の資金提供を受けています。

参考:Piquero-Casals J, et al. Urea in Dermatology: A Review of its Emollient, Moisturizing, Keratolytic, Skin Barrier Enhancing and Antimicrobial Properties. Dermatol Ther (Heidelb). 2021. PMID: 34596890

15〜30%の「中くらいの濃度」に関する研究をまとめた2020年のレビューでは、健康な21人で20%クリームが角層の水分量を高め、肌から逃げる水分の量(TEWL:経皮水分蒸散量)を減らした試験や、足の乾燥・角質の厚い部分への使用例が紹介されています。ただし、この濃度帯の研究は小規模なものが多く、エビデンスは限られているとも述べられています。

参考:Dall’Oglio F, et al. Clinical evidences of urea at medium concentration. Int J Clin Pract. 2020. PMID: 33249708

足やかかとの乾燥での研究は?

足の乾燥を調べた人での試験もあります。糖尿病のある40人(解析は30人)を対象に、片足に10%尿素と4%乳酸を含むクリーム、もう片足に尿素と乳酸を含まないクリームを1日2回、4週間塗って比べた試験では、尿素配合クリームの足で乾燥がより大きく改善しました。この試験は製品をつくる企業の教育助成を受けています。

参考:Pham HT, et al. A prospective, randomized, controlled double-blind study of a moisturizer for xerosis of the feet in patients with diabetes. Ostomy Wound Manage. 2002. PMID: 12046488

かかとに深いひび割れがある糖尿病の方167人を対象に、尿素・グリセリン・ワセリンを組み合わせた保湿剤とプラセボを4週間比べた試験では、ひび割れが完全に治った割合に差はなかったものの、深いひび割れが残っている人の割合や乾燥の程度は保湿剤のグループで有意に改善しました。

参考:Gin H, et al. Treatment by a moisturizer of xerosis and cracks of the feet in men and women with diabetes: a randomized, double-blind, placebo-controlled study. Diabet Med. 2017. PMID: 28627029

どちらも糖尿病のある方での試験なので、数字をそのまま一般の40代女性に当てはめることはできません。ひじ・ひざ・かかとのケア全体についてはひじ・ひざ・かかとが乾燥するのはなぜ?で紹介しています。

研究を一覧にすると?

研究対象わかったこと
10%尿素クリームの試験(1975年)アトピー素因のある乾燥肌の人乾燥肌と手の湿疹に有効
尿素とバリアの研究(2012年)21人+培養細胞バリア機能が改善、角層づくりの遺伝子が活性化
足の乾燥の試験(2002年)糖尿病のある30人(解析)10%尿素+乳酸の足で乾燥がより改善
かかとのひび割れの試験(2017年)糖尿病のある167人乾燥と深いひび割れの割合が改善

尿素は生活にどう取り入れる?

塗る?それとも食べる?

乾燥肌のための尿素は「肌に塗る」のが基本です。尿素は体の中でもたんぱく質が分解される過程でつくられていますが、肌のうるおいを目的に尿素を食べたり飲んだりする方法を調べた研究は見当たりません。研究で効果が確かめられているのは、いずれもクリームやローションとして塗る使い方です。

濃度と部位はどう選ぶ?

選ぶときのポイントは、「乾燥そのものが悩みなのか」「角質が厚く硬くなっているのか」を分けて考えることです。

濃度の目安主な働き向いている部位・状態注意したいこと
2〜10%保湿・バリアのサポートすね、腕、手など広い範囲の乾燥顔に使うなら顔用の製品を選ぶ
10〜20%前後保湿+角質をやわらかくするひじ、ひざ、かかとの硬い角質顔や皮膚の薄い部位には使わない
30%以上角質を取り除く医療で使われる強い角化など自己判断で使わない

※濃度の区分はレビューにもとづく目安です。使い心地や刺激の出やすさは、ほかの配合成分や剤形によっても変わります。

粉をふく、つっぱるといった乾燥が中心なら、まずは低い濃度のものが候補です。かかとのように硬くザラザラした部分には、10〜20%前後のものを部分的に使うと考えるとわかりやすいでしょう。

化粧品と医薬品はどう違う?

尿素の製品には、化粧品や医薬部外品として売られているものと、医薬品(薬局やドラッグストアで買える一般用医薬品)として売られているものがあります。法律上、化粧品は肌を清潔にしたり健やかに保ったりするための「作用が緩和なもの」で、医薬品のように症状の改善をうたうことはできません。

参考:京都府薬務室. 薬事講習会 ~化粧品の広告について~.(Webサイト)

一方、尿素20%配合の一般用医薬品のクリームには、「手指のあれ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、老人の乾皮症、さめ肌」といった効能・効果と、使ってはいけない部位などの注意が添付文書に定められています。

参考:医薬品医療機器総合機構(PMDA). 一般用医薬品 エクテマクリーム 添付文書情報.(Webサイト)

医薬品を選んだときは、パッケージや添付文書の用法・注意を必ず読みましょう。化粧品の場合も、表示されている使用部位を守ることが大切です。

いつ・どう塗ればいい?

入浴後や手を洗ったあと、肌がまだ少ししっとりしているうちに塗ると、習慣にしやすくなります。かかとは塗ったあとに靴下をはくと、クリームがとれにくくなります。

尿素だけに頼る必要はありません。顔にはグリセリンやセラミド配合の保湿剤、乾燥が強い部分にはワセリンを重ねるなど、役割の違う成分と組み合わせるのがおすすめです。グリセリンについては乾燥肌にグリセリンは有効?で解説しています。

また、どんなに良い保湿剤を使っても、熱いお湯や洗いすぎで毎日バリアを傷めていては乾燥が改善しにくくなります。洗い方の見直しについては水道水が乾燥肌の原因になる?もあわせてご覧ください。

取り入れ方を一覧にすると?

場面取り入れ方ポイント
入浴後すね・腕に低濃度の尿素ローションやクリーム体をふいたら早めに塗る
かかと・ひじ10〜20%前後のクリームを部分使い塗ったあと靴下をはく
顔顔用の製品、またはグリセリン・セラミド配合の保湿剤かかと用を流用しない
しみるときワセリンなど刺激の少ない保湿剤に切り替える傷や赤みがある部分は避ける

尿素に注意点やデメリットはある?

しみたりヒリヒリしたりすることはある?

あります。2021年のレビューでは、尿素製品は全体として使いやすい一方、ときに軽い刺激が出ることがあり、高い濃度ほど起こりやすいとされています。低濃度の製品でも、ヒリヒリ感はまれで一時的とされていますが、ゼロではありません。

参考:Piquero-Casals J, et al. Urea in Dermatology: A Review of its Emollient, Moisturizing, Keratolytic, Skin Barrier Enhancing and Antimicrobial Properties. Dermatol Ther (Heidelb). 2021. PMID: 34596890

特に注意したいのが、ひび割れや傷、炎症のある部分です。先ほどの尿素20%の一般用医薬品の添付文書でも、「引っかき傷等の傷口、亀裂(ひび割れ)部位」「炎症部位(ただれ、赤く腫れているところ)」「目の周囲、粘膜等」には使用しないこととされています。乾燥してバリアが弱っている肌では、低い濃度でもしみることがあります。そのときは無理に続けず、ワセリンなど刺激の少ない保湿剤に切り替えましょう。

顔に使ってもいい?

顔に使うなら、顔用として売られている低濃度の製品を選びましょう。中くらいの濃度の尿素をまとめたレビューでは、高い濃度は顔のように広く敏感な部位で刺激になることがあると述べられています。かかと用の高濃度クリームを顔、特に目元や口元に流用するのは避けたほうが安心です。もともと刺激を感じやすい方は、敏感肌と乾燥肌は同じ?も参考にしてください。

「濃いほどよく効く」は本当?

乾燥が強いからといって、高い濃度を選べばよいわけではありません。濃度が高くなるほど、働きの中心は「保湿」から「角質をやわらかくする・取り除く」へ移ります。角質が厚くない部分に高濃度のものを使い続けると、刺激を感じやすくなることもあります。

使っても良くならないときは?

尿素20%の一般用医薬品の添付文書では、2週間ほど使っても症状が改善しない場合は使用を中止し、医師や薬剤師などに相談することとされています。赤み、強いかゆみ、ジュクジュク、深いひび割れが続く場合は、乾燥だけでなく湿疹や皮膚炎が隠れていることもあります。セルフケアで長引かせず、皮膚科に相談しましょう。

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ツバメの巣は肌のうるおいにどう関わる?

尿素は、外側から角層に水分を抱えさせ、硬くなった角質をやわらかくしてくれる成分です。実はそれに加えて、「肌がうるおいを保つ仕組みそのもの」を内側から支えるという角度から研究されている食品があります。それが食用のツバメの巣です。

フィラグリンとの関係は?

尿素の章で、尿素が角化細胞でフィラグリンの遺伝子の働きを高めたという研究を紹介しました。ツバメの巣についても、人の角化細胞を使った2021年の研究で、ツバメの巣の抽出物によってフィラグリンが増えたことが報告されています。こちらは細胞での研究で、人が食べたときに同じことが起こると確かめたものではありません。

参考:Lai QWS, et al. Edible Bird’s Nest, an Asian Health Food Supplement, Possesses Moisturizing Effect by Regulating Expression of Filaggrin in Skin Keratinocyte. Front Pharmacol. 2021. PMID: 34354585

人での研究はある?

2026年に報告された研究では、25〜50歳の健康な大人70人を、ツバメの巣を毎日とるグループと通常の食事のグループに無作為に分けて90日間比べ(69人が完了)、ツバメの巣のグループで角層の水分量、弾力、つやが改善したと報告されています。同じ研究のマウスの実験では、肌から逃げる水分が減っていました。なお、この試験はプラセボ(見た目が同じでツバメの巣を含まないもの)を使っておらず、ツバメの巣の企業から資金提供を受けています。

参考:Zhang W, et al. Dietary edible bird’s nest improves skin hydration by upregulating EGFR-AQP5 pathway. J Funct Foods. 2026.

また、2022年の韓国のランダム化二重盲検プラセボ対照試験では、40〜60歳の女性(解析対象86人)がツバメの巣抽出物またはプラセボを1日1回、12週間とり、ツバメの巣のグループでシワの指標がプラセボより有意に改善しました。一方、肌の水分量と弾力には、グループ間で有意な差はみられませんでした。

参考:Kim HM, et al. Anti-Wrinkle Efficacy of Edible Bird’s Nest Extract: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Comparative Study. Front Pharmacol. 2022. PMID: 35355724

ツバメの巣ゼリーには何が入っている?

HESTIAPのツバメの巣ゼリーには、ツバメの巣エキスに加えて、パイナップル果実抽出物由来のセラミド、N-アセチルグルコサミン、ビタミンC、ビタミンEが配合されています。マンゴー味のスティックゼリーなので、毎日の習慣にしやすいのも特長です。

参考:ツバメの巣ゼリー HESTIAP 商品情報

尿素クリームなど外側からの保湿の代わりになるものではありませんが、毎日のケアに「内側からのケア」を上乗せしたい方の選択肢のひとつです。

ツバメの巣ゼリーを続けている方の声は?

かかとや手の乾燥に悩んでいた方から、こんな声をいただいています。


50代・Yさま

(前略)

次に気が付いた事は、かかとのガサガサがずっと良くなっていました。以前はささくれがひっかかっていたのですが、今はガサガサはあるのですがひっかかりが無くなっていたのです。(後略)


40代・KTさん

(前略)

アルコール消毒で手指も痛みあり荒れ放題。肌の水分量は46%。

(中略)

3週間後(1日2本)肌のやわらかさ実感♡ 手荒れも良くなって化粧水つける時スルスルと指がすべります。(後略)


※上記は個人の感想です。すべての方に同じ変化や実感が生じることを示すものではありません。

尿素を上手に使った外側からの保湿に加えて、内側からのケアも試してみたいと感じた方は、商品の詳しい内容をご覧ください。

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まとめ:尿素は乾燥肌に効果がある?

尿素は乾燥肌に効果があります。尿素は角層にもともとある天然保湿因子のひとつで、低い濃度では角層に水分を抱えさせ、バリアのサポートにも関わると考えられています。濃度が上がるほど硬い角質をやわらかくする働きが強まり、レビューでは2〜10%は主に保湿、10〜30%は保湿と角質軟化と整理されています。すねや腕、顔の乾燥には低い濃度、かかとやひじの硬い角質には10〜20%前後と、部位で使い分けましょう。ひび割れや炎症のある部分ではしみやすく、高濃度のものを顔に使うのは避けます。医薬品は添付文書を読み、2週間ほど使っても良くならないときは皮膚科に相談してください。

※本記事は美容・健康に関する一般的な情報提供を目的としています。皮膚症状の診断・治療を目的とするものではありません。肌トラブルが続く場合は、皮膚科などの医療機関にご相談ください。

よくあるご質問(FAQ)

Q1.尿素は乾燥肌に毎日使ってもいいですか?

はい、低い濃度の製品であれば毎日使ってかまいません。低濃度の尿素をまとめたレビューでは、広い範囲に1日1〜2回、長期間使えて、ヒリヒリ感はまれで一時的とされています。ただし赤みやかゆみが出たときは使用をやめ、皮膚科に相談しましょう。
参考文献
Lacarrubba F, et al. Clinical evidences of urea at low concentration. Int J Clin Pract. 2020. PMID: 33249706
2026/11/06 乾燥肌・シワお悩み解決 中西 政文

Q2.尿素10%と20%では何が違いますか?

主な違いは、硬い角質をやわらかくする働きの強さです。レビューでは2〜10%は主に保湿、10〜30%は保湿に加えて角質をやわらかくする働きと整理されています。広い範囲の乾燥には低めの濃度、かかとなど硬い部分には20%前後を部分的に使うのが目安です。
参考文献
Piquero-Casals J, et al. Urea in Dermatology: A Review of its Emollient, Moisturizing, Keratolytic, Skin Barrier Enhancing and Antimicrobial Properties. Dermatol Ther (Heidelb). 2021. PMID: 34596890
2026/11/06 乾燥肌・シワお悩み解決 中西 政文

Q3.尿素20%のクリームを顔に使ってもいいですか?

おすすめしません。高い濃度の尿素は、顔のような敏感な部位で刺激になることがあるとされています。尿素20%の一般用医薬品の添付文書でも、目の周囲や粘膜には使用しないこととされています。顔には顔用の低濃度の製品を選びましょう。
参考文献
Dall’Oglio F, et al. Clinical evidences of urea at medium concentration. Int J Clin Pract. 2020. PMID: 33249708
医薬品医療機器総合機構(PMDA). 一般用医薬品 エクテマクリーム 添付文書情報.(Webサイト)
2026/11/06 乾燥肌・シワお悩み解決 中西 政文

Q4.尿素クリームがしみるのはなぜですか?

ひび割れや傷、炎症があってバリアが弱っている部分では、刺激を感じやすいためです。尿素の刺激は高い濃度ほど起こりやすいとされ、尿素20%の一般用医薬品では、亀裂や炎症部位には使用しないこととされています。しみる場合は中止し、刺激の少ない保湿剤に切り替えましょう。
参考文献
Piquero-Casals J, et al. Urea in Dermatology: A Review of its Emollient, Moisturizing, Keratolytic, Skin Barrier Enhancing and Antimicrobial Properties. Dermatol Ther (Heidelb). 2021. PMID: 34596890
医薬品医療機器総合機構(PMDA). 一般用医薬品 エクテマクリーム 添付文書情報.(Webサイト)
2026/11/06 乾燥肌・シワお悩み解決 中西 政文

Q5.尿素クリームとツバメの巣は一緒に取り入れてもいいですか?

はい、一緒に取り入れてかまいません。ただ、組み合わせによる効果を確かめた試験はまだありません。尿素は塗って角層を保湿する成分、ツバメの巣は食べて研究されている食品で、90日間とった大人の試験では角層の水分量の改善が報告されています(プラセボなし)。役割の違うケアとして考えましょう。
参考文献
Zhang W, et al. Dietary edible bird’s nest improves skin hydration by upregulating EGFR-AQP5 pathway. J Funct Foods. 2026.
2026/11/06 乾燥肌・シワお悩み解決 中西 政文

著者情報

中西 政文(なかにし まさふみ)

乾燥肌・シワ研究チーム 代表

ツバメの巣研究所 所長

ATHENA株式会社 代表取締役(HESTIAP 代表)

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