肌がベタついているなら保湿は不要?実は乾燥していることも|皮脂と水分は別物なのか科学的に解説

肌がベタついていても、保湿が不要とは限りません。皮脂と角層の水分は別物なので、軽い質感の保湿剤を薄く使うなど、肌に合う方法で保湿を続けることが大切です。

この記事の要約

  • 結論:ベタつく肌でも、乾燥のサインがあれば保湿は必要
  • 根拠:皮脂が多いのに角層の水分が少ない女性の研究がある
  • 注意点:量より質感と塗る場所で調整し、こすらない

ベタつくのに、保湿していいのか迷っていませんか?

お昼すぎになると、おでこや鼻がテカテカ。あぶらとり紙が手放せないのに、洗顔のあとは頬がつっぱり、夕方には口元のファンデーションがひび割れたように浮いてくる。そんな肌だと、「こんなに脂が出ているのだから、乳液やクリームはやめたほうがいいのでは」と迷ってしまいますよね。

実際に保湿を減らしてみたら、テカりは少しおさまった気がするけれど、今度は肌がゴワゴワしてきた。かといって、いつものクリームを塗るとベタベタして、メイクもくずれやすい。40代になると、若いころと同じスキンケアがしっくりこなくなり、こうした悩みを抱える方は少なくありません。

この記事では、「肌がベタついているなら保湿は不要なのか」という疑問に、皮脂と水分の研究から答えたうえで、ベタつく肌でも続けやすい保湿のしかた(質感の選び方、塗る量、ニキビができやすいときの注意点)を具体的に紹介します。

肌がベタついているなら保湿は不要?

結論からお伝えすると、ベタついているからといって、保湿が不要とは限りません。皮脂(肌の表面に出てくる脂)と、角層(かくそう:肌のいちばん外側の薄い層)が抱えている水分は、別のものだからです。

洗顔のあとにつっぱる、粉をふく、部分的にカサつく、化粧が浮くといった乾燥のサインがあるなら、テカりがあっても保湿は続けたほうがよいと考えられます。米国皮膚科学会も、脂っぽい肌の人に向けて「洗顔のあとも保湿を続けること」をすすめています。

参考:American Academy of Dermatology. How to control oily skin.(Webサイト)

大切なのは、「保湿をするか、しないか」ではなく、「どんな質感のものを、どこに、どのくらい使うか」を肌に合わせて調整することです。

なぜベタつく肌にも保湿が必要といえる?

皮脂と水分は本当に別物?

はい。皮脂は毛穴の奥の皮脂腺から出てくる脂で、主に肌の表面をおおっています。一方、角層の水分は、角層の中にある天然保湿因子(水を抱えこむ成分)や、細胞のすき間をうめるセラミドなどの脂質によってたもたれています。

タイの健康な女性を、自分の肌を「脂性肌」と感じる人と「乾燥肌」と感じる人に分けて測った研究では、脂性肌のグループは皮脂が多かった一方、角層の水分量はむしろ低く、皮脂と水分の間には「一方が多いほど、もう一方は少ない」という関係がみられました。

参考:Thadanipon K, Kitsongsermthon J. Comparative study into facial sebum level, pore size, and skin hydration between oily-skinned and dry-skinned Thai women. Skin Res Technol. 2020. PMID: 31562649

「皮脂が多いのに水分が少ない」状態は、よく「インナードライ」と呼ばれます。この言葉が医学的にどう考えられているかは、「インナードライ肌」って本当にあるの?でくわしく解説しています。

保湿剤は角層に何をしている?

保湿剤は、ただ「油を足すもの」ではありません。肌のバリアと保湿についてまとめた2023年のレビュー(複数の研究をまとめた論文)では、保湿剤の成分は大きく3つの働きに分けて説明されています。

  • ヒューメクタント(グリセリンなど):水分を引き寄せて角層に抱えこませる
  • オクルーシブ(ワセリン、ジメチコンなど):肌の表面に薄い膜をつくり、水分が逃げるのをおさえる
  • エモリエント(植物油やエステル油など):角層のすき間をうめて、肌をなめらかにする

参考:Rajkumar J, et al. The Skin Barrier and Moisturization: Function, Disruption, and Mechanisms of Repair. Skin Pharmacol Physiol. 2023. PMID: 37717558

皮脂は、このうちの「表面をおおう」働きの一部を担っているともいえますが、角層の中に水を抱えこむ働きまでは十分に代わることができません。そのため、皮脂が多くても、水分を抱える成分を補う意味はあると考えられます。

保湿を続けると乾燥はどうなる?

乾燥の症状がある80人を対象にしたランダム化二重盲検試験では、6種類の保湿剤のいずれかを1日2回、4週間使ってもらったところ、どの保湿剤でも乾燥の症状と肌の測定値が有意に改善しました。研究者らは、特定の成分より、保湿を規則正しく続けることが大切だと述べています。

参考:Shim JH, et al. Moisturizers are effective in the treatment of xerosis irrespectively from their particular formulation: results from a prospective, randomized, double-blind controlled trial. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2016. PMID: 26563519

この研究は、ベタつく肌の人を集めたものではありません。それでも、「高価なものでなくても、続けることで乾燥は改善しうる」という結果は、使用感を重視して保湿剤を選んでよい、という考え方の後押しになります。

保湿をすると皮脂は増える?

「保湿をすると、もっとテカるのでは」という心配に関わる研究もあります。顔の皮脂が多い18〜40歳の脂性肌・混合肌の90人を3つのグループに分け、皮脂をおさえる成分(L-カルニチン、緑茶由来のEGCG、またはその両方)を加えた保湿クリームを1日2回、4週間使ってもらいました。その結果、3つのグループすべてで皮脂の量が使う前より有意に減り、肌の水分の指標は上がっていました。

参考:Detudom P, et al. Efficacy of anti-sebum moisturizing cream containing 2% l-carnitine and 5% epigallocatechin gallate in seborrhea: A randomized clinical trial. J Cosmet Dermatol. 2023. PMID: 37194909

ただし、どのクリームにも皮脂をおさえる成分が入っており、成分を含まないクリームやプラセボとは比べていません。「保湿そのもので皮脂が減る」とまではいえませんが、少なくとも「保湿剤を使えば必ず皮脂が増える」という考えとは合わない結果です。

「ベタつく肌に保湿はいらない」と言われるのはなぜ?

「保湿=油を足す」というイメージがあるから?

保湿というと、こってりしたクリームや美容オイルを思い浮かべる方が多いかもしれません。そのイメージのまま「すでに脂が出ているのに、さらに油を足すのはおかしい」と考えると、「脂っぽい肌に保湿はいらない」という結論になりやすいのだと考えられます。これは研究で確かめられたことではなく、私たちの見解です。

上で紹介したように、保湿剤には水分を抱えこませる成分もあり、油分の少ない、さっぱりした質感のものもたくさんあります。

「保湿するとニキビが増える」心配があるから?

これは、ある程度もっともな心配です。毛穴をつまらせやすい成分を多く含む製品は、ニキビができやすい人には合わないことがあります。

ただし、「つまりやすいといわれる成分が入っている=その製品でニキビができる」とは限りません。ニキビのできやすい6人の背中に、市販の完成品を4週間貼りつけて毛穴のつまりを調べた研究では、つまりやすいとされる成分を含む製品でも、完成品としては必ずしも毛穴をつまらせないと報告されています。人数がとても少ない研究ですが、成分名だけで判断しにくいことを示しています。

参考:Draelos ZD, DiNardo JC. A re-evaluation of the comedogenicity concept. J Am Acad Dermatol. 2006. PMID: 16488305

むしろニキビの治療中は、薬による乾燥や刺激をやわらげるために、保湿剤をいっしょに使うことがよくすすめられています(後ほどくわしく紹介します)。

「乾燥すると皮脂が増えるから、保湿で皮脂をおさえる」は確か?

反対に、「インナードライだから皮脂が出ている。保湿すればテカりもおさまる」と説明されることもあります。しかし、「乾燥が原因で皮脂が増える」ことを人ではっきり確かめた研究は見当たらず、ひとつの説明として受け止めるのがよいでしょう。この点は、「インナードライ肌」って本当にあるの?で整理しています。

保湿の目的は、あくまで角層のうるおいを守ることです。「保湿すればテカりが消える」と期待しすぎないほうが、ケアの効果を正しく判断しやすくなります。

ベタつく肌は、どう保湿すればいい?

ここからは、ベタつきが気になる肌でも続けやすい保湿のしかたを紹介します。ポイントは「質感」「塗る量と場所」「時間帯」の3つです。

テクスチャーはどう選ぶ?

ベタつきが苦手な方は、重いクリームから始める必要はありません。化粧水のあとに、ジェル、乳液、さっぱりタイプのローションなど、軽い質感のものから試してみましょう。

ニキビ向けの保湿剤の成分を調べた2014年のレビューでは、グリセリンが角層の水分を高めるのにもっとも効果的な保湿成分のひとつとされ、水分が逃げないよう、膜をつくる成分と組み合わせるのがよいと説明されています。膜をつくる成分の中でも、ジメチコンなどのシリコーン系は、ベタつきが少なく、ニキビのできやすい肌にも使いやすいとされています。

参考:Chularojanamontri L, et al. Moisturizers for Acne: What are their Constituents? J Clin Aesthet Dermatol. 2014. PMID: 24847408

化粧水だけで終わらせると、水分が逃げやすくなります。化粧水と乳液・クリームの役割のちがいは、化粧水だけでも乾燥肌は保湿できる?で解説しています。

塗る量と場所はどう分ける?

同じ顔でも、皮脂の量は場所によって大きく違います。女性の顔の5か所を1年を通して測った研究では、おでこ・鼻・あごは頬より皮脂が多く、夏にもっとも多くなりました。

参考:Youn SW, et al. Regional and seasonal variations in facial sebum secretions: a proposal for the definition of combination skin type. Skin Res Technol. 2005. PMID: 15998330

そこで、顔全体に同じ量を塗るのではなく、場所ごとに量を変えるのがおすすめです。

  • 頬・口元・目元:乾きやすいので、手のひらでやさしく押さえるようにしっかりなじませる
  • おでこ・鼻・あご:手に残った分を薄くのばす程度にする
  • 夏:軽い質感のものに替える、または量を減らす
  • 冬やエアコンの効いた季節:頬や口元だけ乳液やクリームを重ねる

保湿クリームの適量の目安は、保湿クリームの適量は?で紹介しています。

朝と夜で変えてもいい?

変えてかまいません。朝はメイクくずれが気になるので、軽いジェルや乳液を薄く。夜は乾燥しやすい頬や口元に少し重めのものを足す、という使い分けも続けやすい方法です。米国皮膚科学会は、脂っぽい肌の人に、SPF30以上の日焼け止め機能がある保湿剤を朝に使うこともすすめています。

参考:American Academy of Dermatology. How to control oily skin.(Webサイト)

ニキビができやすいときはどうする?

米国皮膚科学会は、脂っぽい肌の人には、洗顔料、保湿剤、メイク用品に「オイルフリー」「ノンコメドジェニック(ニキビのもとになりにくい処方)」と表示されたものを選ぶと、毛穴がつまりにくいとしています。ただし、先ほど紹介したように、表示はニキビができないことを保証するものではありません。新しい製品は、まずあごの一部などで数日試すと安心です。

ニキビの治療中は、塗り薬で肌が乾燥したりヒリヒリしたりすることがあります。中等度のニキビがある13〜40歳の脂性肌・混合肌の人が、全員同じニキビの塗り薬を使いながら、片方のグループだけセラミド配合の洗顔料と保湿ローションを12週間使った試験では、そのグループで肌から逃げる水分の量や乾燥、赤みが少なく、炎症のあるニキビの数も少なかったと報告されています。この研究には、使われた製品の化粧品会社に所属する研究者も参加しています。

参考:Draelos ZD, et al. Ceramide-Containing Adjunctive Skin Care for Skin Barrier Restoration During Acne Vulgaris Treatment. J Drugs Dermatol. 2023. PMID: 37276158

ニキビの治療中に保湿剤を変えたいときは、自己判断で塗り薬をやめたりせず、治療を受けている皮膚科で相談しましょう。

洗顔はどう見直す?

保湿と同じくらい大切なのが洗い方です。米国皮膚科学会は、洗顔は1日2回までと汗をかいたあとにすること、肌をこすらないこと、「乾かす」タイプの強い洗顔料ではなく、やさしい泡タイプの洗顔料を使うことをすすめています。日中のテカりは、あぶらとり紙を数秒そっと押し当てて吸わせ、こすらないようにしましょう。

参考:American Academy of Dermatology. How to control oily skin.(Webサイト)

洗顔料の選び方や落とし方は、洗顔とメイクで乾燥肌になる?でくわしく紹介しています。

肌のタイプ別の保湿の目安は?

肌の様子保湿の考え方選び方・使い方の例
全体にテカるが、洗顔後につっぱる保湿は省かず、軽いものを薄くジェルやさっぱり乳液を顔全体に薄く
Tゾーンはテカり、頬はカサつく場所ごとに量を変える頬・口元はしっかり、おでこ・鼻は少なめ
ニキビができやすい刺激と毛穴づまりに配慮オイルフリー・ノンコメドジェニック表示を参考に少しずつ試す
ニキビの治療中で乾燥する薬の刺激をやわらげる保湿低刺激の保湿剤を皮膚科と相談して併用
夏は脂っぽく、冬は乾燥する季節で質感を替える夏は軽く、冬は頬だけクリームを重ねる

なお、赤み、強いかゆみ、ヒリヒリ、皮むけ、くり返す大きなニキビなどが続く場合は、乾燥だけでなく、皮膚炎やニキビの悪化などが関わっていることもあります。自己判断で保湿を増やしたり減らしたりし続けるより、皮膚科で相談するほうが安心です。

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ベタつきと乾燥が同時に気になる肌に、ツバメの巣はどう役立つ?

軽い質感の保湿を場所ごとに続けることが、ケアの土台です。そのうえで、「塗るケアはベタつきが気になって増やしにくいから、体の内側からもうるおいを支えたい」と考える方に知っていただきたいのが、食用のツバメの巣です。ベタつく肌を対象にした研究はまだありませんが、ツバメの巣と肌のうるおいについては、人での研究が積み重ねられています。

人での研究では肌の水分はどうなった?

2026年に報告された研究では、25〜50歳の健康な大人70人を、ツバメの巣を毎日食べるグループと、ふだんどおりの食事のグループに無作為に分け、90日間比べました(69人が最後まで参加)。その結果、ツバメの巣のグループでは、角層の水分量や肌の弾力、つやが改善したと報告されています。

参考:Zhang W, et al. Dietary edible bird’s nest improves skin hydration by upregulating EGFR-AQP5 pathway. J Funct Foods. 2026.

この研究は、評価する人にはどちらのグループかわからないようにしていましたが、プラセボ(見た目が同じ偽物の食品)は使っておらず、ツバメの巣を扱う企業から資金提供を受けています。結果は、こうした点もふまえて受け止める必要があります。

一方、2022年の韓国のランダム化二重盲検プラセボ対照試験では、40〜60歳の女性(解析対象86人)がツバメの巣抽出物またはプラセボを1日1回、12週間とりました。シワの指標はプラセボより有意に改善しましたが、肌の水分量と弾力には、グループ間で有意な差はみられませんでした。

参考:Kim HM, et al. Anti-Wrinkle Efficacy of Edible Bird’s Nest Extract: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Comparative Study. Front Pharmacol. 2022. PMID: 35355724

角層のうるおいを守る仕組みへの研究は?

角層の水分をたもつ天然保湿因子のもとになるのが、「フィラグリン」というたんぱく質です。2021年の研究では、人の皮膚の角化細胞(表皮をつくる細胞)にツバメの巣の抽出物を加えたところ、フィラグリンが増えたと報告されています。これは細胞での実験で、食べた人の肌で同じことが起こると確かめたものではありませんが、皮脂とは別の「角層が水を抱える力」に関わる研究として注目されています。

参考:Lai QWS, et al. Edible Bird’s Nest, an Asian Health Food Supplement, Possesses Moisturizing Effect by Regulating Expression of Filaggrin in Skin Keratinocyte. Front Pharmacol. 2021. PMID: 34354585

HESTIAPのツバメの巣ゼリーには、ツバメの巣エキスに加えて、パイナップル果実抽出物由来のセラミド、N-アセチルグルコサミン、ビタミンC、ビタミンEも配合されています。

参考:ツバメの巣ゼリー HESTIAP 商品情報

ツバメの巣ゼリーを続けている方の声は?

化粧くずれや化粧のノリに悩んでいた方から、こんな声をいただいています。


50代・Yさま

(前略)

かなりの乾燥肌で化粧品も高価な物を数種類使い、なおかつ技を使ってごまかして来ましたが、1週間を過ぎた頃肌がふっくらつるっとしているのを感じました。

皮膚がめくれずに化粧下地が伸び、化粧崩れも以前より穏やかな崩れ方なので小細工せずに簡単に化粧直しが可能でした。(後略)


40代・Mさん

(前略)

また、肌のキメが整ってきたのか、化粧のノリが格段にいい!! メイクするのが楽しくなってきました。

味もマンゴー味で、美味しいからおやつ感覚で、たくさん食べたくなっちゃいます。(後略)


※上記は個人の感想です。すべての方に同じ変化や実感が生じることを示すものではありません。

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まとめ:肌がベタついているなら保湿は不要?

肌がベタついていても、保湿が不要とは限りません。皮脂と角層の水分は別物で、脂性肌と感じる女性のほうが角層の水分が低かった研究もあります。また、脂性肌・混合肌の90人の試験では、皮脂をおさえる成分入りの保湿クリームを4週間使っても皮脂は減り、水分の指標は上がっていました。大切なのは保湿をやめることではなく、ジェルや乳液など軽い質感のものを選び、頬や口元はしっかり、おでこや鼻は薄く、と場所ごとに量を変えることです。ニキビができやすい方は表示を参考に少しずつ試し、治療中の方は皮膚科と相談しながら保湿を続けましょう。

※本記事は美容・健康に関する一般的な情報提供を目的としています。皮膚症状の診断・治療を目的とするものではありません。強い赤み、かゆみ、くり返すニキビなどが続く場合は医療機関にご相談ください。

よくあるご質問(FAQ)

Q1.ベタつく肌でも保湿は必要ですか?

洗顔後のつっぱりやカサつきなど乾燥のサインがあるなら、必要と考えられます。タイの女性を対象にした研究では、自分を脂性肌と感じる人のほうが皮脂は多いのに、角層の水分量は低い結果でした。皮脂があっても水分が足りているとは限らないため、軽い保湿を続けましょう。
参考文献
Thadanipon K, Kitsongsermthon J. Comparative study into facial sebum level, pore size, and skin hydration between oily-skinned and dry-skinned Thai women. Skin Res Technol. 2020. PMID: 31562649
2026/11/06 乾燥肌・シワお悩み解決 中西 政文

Q2.保湿をすると皮脂がもっと増えてしまいますか?

必ず増えるわけではありません。脂性肌・混合肌の90人が、皮脂をおさえる成分入りの保湿クリームを4週間使った試験では、皮脂の量が減り、水分の指標は上がりました。ただし特定の成分を含む製品の結果で、プラセボとの比較はしていません。
参考文献
Detudom P, et al. Efficacy of anti-sebum moisturizing cream containing 2% l-carnitine and 5% epigallocatechin gallate in seborrhea: A randomized clinical trial. J Cosmet Dermatol. 2023. PMID: 37194909
2026/11/06 乾燥肌・シワお悩み解決 中西 政文

Q3.ベタつく肌にはどんな保湿剤が向いていますか?

ジェルや乳液など、軽い質感のものから試すのがおすすめです。ニキビ向け保湿剤を調べたレビューでは、水分を抱えるグリセリンと、ベタつきの少ないジメチコンなど膜をつくる成分の組み合わせが使いやすいとされています。頬は多め、Tゾーンは少なめに塗りましょう。
参考文献
Chularojanamontri L, et al. Moisturizers for Acne: What are their Constituents? J Clin Aesthet Dermatol. 2014. PMID: 24847408
2026/11/06 乾燥肌・シワお悩み解決 中西 政文

Q4.ニキビができやすくても保湿してよいですか?

はい、保湿はしてかまいません。中等度のニキビがある人が塗り薬と一緒にセラミド配合の洗顔料と保湿ローションを12週間使った試験では、乾燥や赤みが少なく、炎症のあるニキビも少ない結果でした。製品は少しずつ試し、治療中は皮膚科に相談しましょう。
参考文献
Draelos ZD, et al. Ceramide-Containing Adjunctive Skin Care for Skin Barrier Restoration During Acne Vulgaris Treatment. J Drugs Dermatol. 2023. PMID: 37276158
2026/11/06 乾燥肌・シワお悩み解決 中西 政文

Q5.ツバメの巣はベタつく肌の乾燥に役立ちますか?

ベタつく肌を対象にした研究はまだありませんが、肌のうるおいについて人での研究が進んでいます。健康な大人が90日間ツバメの巣を食べた研究では角層の水分量が改善しましたが、プラセボのない試験です。プラセボを使った12週間の試験では水分量に差はなく、シワの指標が改善しました。
参考文献
Zhang W, et al. Dietary edible bird’s nest improves skin hydration by upregulating EGFR-AQP5 pathway. J Funct Foods. 2026.
Kim HM, et al. Anti-Wrinkle Efficacy of Edible Bird’s Nest Extract: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Comparative Study. Front Pharmacol. 2022. PMID: 35355724
2026/11/06 乾燥肌・シワお悩み解決 中西 政文

著者情報

中西 政文(なかにし まさふみ)

乾燥肌・シワ研究チーム 代表

ツバメの巣研究所 所長

ATHENA株式会社 代表取締役(HESTIAP 代表)

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